業界を知らないバカが生んだ誤解

2年前、ペットフェア(問屋の展示即売会)でのこと。


当時、メインのトリマー2人が私に「ハサミを買って欲しい」と願い出た。


私は即決で許可した。


売価約8万円もするハサミを2本。


その時は開店して半年くらい。


まだ赤字だったので、内心痛かった。


しかし今まで店に対して
何の改善点の指摘も、何の要望もしないメイントリマーの2人が
初めて向上心を見せたのだと喜んだ。


1年後、2人同時に結婚。


それを期に退職することになる。


退職時にはもちろん、貸与していた制服や鍵、そして備品を返してもらう。


ところが、1人がそのハサミを返してくれないというトラブルが勃発。


その時に初めて知ったことだが、
ハサミには自分の名前をローマ字で刻印していたらしい。


トリマーという世界は職人の世界なのだ。


一般社会ではハサミという備品を会社のお金で購入するということは
この備品は当然会社のものだ。


だけど職人の世界では違う。


「買って欲しい」というのは、
「私個人にプレゼントして欲しい」という意味のことなのだ。


「もらったものをなぜ返さないといけないの?」


となるのも当然だ。


これは概念の違いによる誤解が生じたためであり、
そんなことも知らなかった自分がバカ。


まったく頭の中になかった。


想定外とはこのことだ。


しかし、結論から言うと申し訳ないがそれは返却してもらった。


ここは会社なのだ。そしてトリマーは社員。それに変わりはない。


そして、そのハサミというものは消耗するので、研ぎが必要。


でも未だにその研ぎ屋さんに支払う研ぎ代金も、
トリマー個人が負担している店があると聞く。


そのハサミは個人のものだからという論理なんだろう。


そもそも、トリミング業界のお店のスタッフの平均人数は2.1人。


オーナートリマーとアシスタントトリマー2人でやってるという
お店がほとんどなのだ、


師匠と弟子。


その世界では社会保険制度などほとんどのケースで為す術もない。


これがトリマーの低所得化を生み、
ひいては業界の低価格化を呼んでいる。


それがまた低所得の原因になるという負のスパイラル。


トリマーの社会的地位の向上


これは業界をあげてやりたいもの。


そのためにこのブログを書いてるし、セミナーもしている。


しかし、人のモチベーションというのは所得だけではない。


前述の寿司職人が11年の修行することでも分かるように、
特に職人はそうである。


技術に対する向上心、やりがいがそうさせる。


それがモチベーションをアップさせるのだ。


それは心理学の研究でも実証されていて、
人の心というものは実際にはお金など二の次なのだ。


そのトリマーをリスペクトし、
その上で目指してもらいたいことがある。


これはうちの現在のスタッフは既に身に付けているノウハウ。


これこそが究極のトリマー!


と言えるもの。


それは次回で。



うさぎとかめ

ちょっと前に、ホリエモンが「寿司職人が何年も修行するのはバカ」という発言があった。


寿司職人として一人前になるためには「飯炊き3年、握り8年」と言われている。


計、11年かぁ~


それは長いようであり、短いようでもある。


世の中はすべてのものにメリットとデメリットがある。


30年以上も前の昔、SEという仕事をしていて思った。


システムというのは、このケースはこっちという、その何重にも重なった選択から築き上げていく。


これもシステムと同じで、個々の資質やパーソナリティによってそれを選択すべきだと思う。


言わば、結果というものは選択の科学なのだ。


私自身、犬のグルーミングは誰に教わったわけでなく、自己流でいきなり開業日から始めた。


修行期間0日。


私にはその選択しかなかった。


学校に行く時間がなかったから。


あれからもうすぐ10年だ。


何年もかけて修行すべきかどうかで、うさぎとかめの話を思い出した。


どっちがおりこうで、どっちがバカと言うのはないと思う。


11年後、きっちり基礎を身につけたかめさんが勝つかもしれない。


いやその勝ち負けも他人が決めることではない。


つまり、ビジネスオーナーになりたいのか? 職人として極めたいのか?


この目標の違いだと思う。


私たちの業界も寿司職人と少し似ていることころがあるかもしれない。


職人の世界は一般社会とは違うということを身を持って感じたこと。


それは次回のお話。  




アイスブレイク ~魔法の言葉~②

前回からの続き・・・


「ネット上のクチコミを見て、1%」


ほとんどのお店でネットのクチコミがない。


確かにペットのポータルサイトでクチコミを見たことがない。


では、作りましょう!


自社のホームページで。


私たちはアマゾンや価格ドットコム、楽天などで商品レビューを見てから商品を検討します。


「何人もの人が褒めている。人がこういうのだから、間違いないだろう。」


という心理が働きます。


またアメリカのコメディドラマを見ていると
画面には見えないギャラリーがゲラゲラ笑う声を入れているのをよく見ませんか?


「今、笑うところなんだ。面白いところなんだ。」ということを視聴者の心理に刷り込みます。


これを「社会性の証明」と言います。


この「社会性の証明」は今後お話する、6つの心理トリガーの内のひとつです。


トリガー(ピストルの人差し指をかけるところ)を引くことで、消費者心理が変化します。


日本はあまり見られないのですが
最近、ウッチャンのNHK「LIFE!~人生に捧げるコント」でこの手法を取り入れていました。


アイスブレイクするには心理トリガーを引く!


そして私たちトリミングサロンがそれを駆使できるのはウェブ(ホームページ、ブログ、SNSNなど)。


そこに6つの心理トリガー(魔法の言葉)を散りばめて行きます。


6つの心理トリガーとは?


それについては今後、説明していきますが、
まず情報発信する習慣を身につけましょう。それが一番大事です。


情報発信しなければ、あなたのことは誰も知りませんよ。


だから広告がある。


そして無料でできる。それがウェブ。


集客で一番大事なのは世の中に知られることです。


そのための考え方について次回説明します。 



アイスブレイク ~魔法の言葉~

営業には4つのステップがある。


①アイスブレイク
見込み客の心をほぐす、雑談など


②ヒアリング
見込み客のことを訊き、知る


③プレゼンテーション
見込み客に提案する


④クロージング
見込み客に決断を促す


営業マンは大変だ。


しかし、トリミングサロンにはこのようなステップはない。


営業マンもいない。


初めての予約電話がかかってきたら、それはもうクロージング出来てる。


ではその新規顧客のアイスブレイクのステップはどこで出来ているのか?


ペットサロン経営白書2014-2015によると、
顧客意識でのサロン利用の初期条件、
つまり初めて利用する際のきっかけ(複数回答)は?


1、場所が近かったから、交通の便が良かったから、48%

2、価格が安いと思ったから、30%

3、知人・友人の評判が良かったから、25%

4、ネット上のクチコミを見て、1%


このデータでは、何を見て店を知ったのか?が分からない。


例えば、ホームページを見て、近い店を探したのか?安い店を探したのか?


それとも有料広告を見て、たまたま近かったのか?


しかし、このデータでこれだけは言える。


近い、安いで心は決まる(アイスブレイクできてる?)


でも、その店が安いのはどうやって分かったの?


ホームページがあれば確認できる。


うちの店はリーズナブルな料金だとお客様が言って下さる。


でも実は市内ではうちよりも安い店がほとんど。


ではなぜお客様はうちに来て下さるのか?


近いのか?


いやうちは、市内のトリミングサロンの中では南から数えて3番目だ。(最近1店舗できた)


中心地ではまったくない。


ではなぜ?


ほとんどの安い店のホームページが上位ヒットしないからだ。


(この話はいずれホームページの話の中で詳しくします)


では、近くて安くてホームページがヒットすればそれでいいのか?


いや、市内の飼い主さん全部をターゲットにしたい。


それにただ単に「安い」のではなく、お客様が価値を感じてくれる料金で来てもらいたい。


それには?


きっかけの4番目、「ネット上のクチコミを見て、1%」


これがポイントだ。


ここでアイスブレイクの話に戻る。


スミマセン、時間切れ。明日また。  




お腹を空かした少年がしなければいけないこと

昔々、身寄りの無いお腹を空かした少年がいました。


お腹を抱えて座り込んでいます。


見ず知らずのおじいさんがそれを見かねてこう言いました。


「今すぐ、わしの釣ってきた魚を食べるかい?」


それとも・・・・


「魚釣りのしかたを知りたいかい?」


どちらか選ぶんだ。


もうお分かりだと思う。


今すぐ、魚をもらっても明日の分はもらえるかどうか分からない。


しかし、魚釣りのしかたを覚えると明日も食べられる可能性が高まる。


もちろん魚釣りのノウハウを覚えるべきだ。


その少年が覚えたのは最初は岸辺での一本釣りだった。


そして売る。


しかし、しばらくして思った。


「待てよ、これじゃぁ、何とかその日を凌げるだけだ。」


魚をもっと獲れさえすればもっと売ることができる。


「もっと獲るにはどうすればいいのか?」


船を作り、網を張る。


「でも、もし大量に穫れたとしても、どうやって売るのか?」


「誰(ターゲット)にどうやって(システム)?」


少年の悩みは付きない。



営業マンは一軒一軒、汗水垂らして一本釣りで「お願いします」と頭を下げて回る。


しかし網を張れば、向こうから「お願いします」と言って来るようになる。


そのための網は魚にとって魅力的なものでなければならない。


「一本釣り」から「網」への思考の転換。これがパラダイムシフトだ。


そして「網」は一気に大量の重要を呼び起こすことができる。


この「網」こそ、マーケティングだ。



さて、一番重要な「心理篇」のマインドセット(心構え)を交えながらになりますが、
いよいよ「集客篇」に進みます。


具体的な、新規顧客獲得方法、そしてそのお客様がファンになる方法、
ファンが喜んでくれるサービスでの顧客単価アップ方法などをお伝えします。


そして、ここ数年で広告レスポンスにかなりの変化があります。どのように変化したのか?


また、全国的にどの都市が広告に有利なのか?などもお伝えします。 




自分自身にプレッシャーをかける!

一昨夜、ニュースを見ようとテレビのスイッチを入れると、
生物学の池田先生が出演していて、その言葉に興味を惹かれた。


「人生の岐路に立った時、困難な道を選べば運が良くなる」


つまり、困難な道を切り開けば、いいことが起きるが、
何もしなければ何も起きない。


人生の岐路の立つことはめったにないことだけど、
人は1日起きてから寝るまで、何百通りの選択と決断をしている。


朝起きて、トイレに行く? それとも水を飲みにキッチンに行く?


それも選択と決断なのだ。


ただしそれは無意識に選択しているケースが多い。


私はその毎日の選択と決断の中で自分自身に2つのノルマを課している。


ひとつは朝起きて、自宅事務所のPCのスイッチを入れ、
Googleドライブがお店とのデータ更新をしている間、必ず10分間読書をする。


ふたつ目は、今すぐ必要はないが、
将来の為にいつか必ず必要となることを毎日ひとつやること。


これは時間の第2領域を使うことであり、
これをやるのはプレッシャーなのだ。


それはだいたいの場合、面倒なことだったり、嫌なこと。


嫌なことを先に片付けることにより、ストレスフリーになる。


プレッシャーをかけ、ストレスフリー。
毎日1回、それの繰り返し。


つまり毎日、困難な道を選択し続けることにより、
進化は止まらないし、それでいてストレスフリーなのだ。 





お店のオーナーになろう!

先日1/12福山市、1/13岡山市で、トリミングサロン様向けセミナーを講義させて頂きましたが、
参加者様の内、75%の方がお店のオーナー。


セミナーに参加される方は、自分の形を確立されており、なおかつ向上心がある方。


20代あるいは30才そこそこで、オーナーになっておられる方ともお会いした。


その若い方たちを見ていて思ったのだか、やはり


「自分の道は何か?」


を早く見つけてその道を歩いている。


もちろん、失敗もたくさん重ねているでしょう。


しかしその失敗はサラリーマンなら会社の失敗だけど、
彼らは自分自身の失敗として若い内にそれが身に付けることが可能。


彼らは素晴らしい。


セミナーは「売上を一気に2倍にするサロンの自動集客術!」という内容だったのだが、
次に会ったら「さらに売上を上げる方法」を講義すると約束。


その内のひとつがレバレッジ。


レバレッジとは、言わば「てこの原理」


うちの会社は「無借金経営」


しかし何億円と預金があるならいいだろう。


でも、そうでないなら「無借金経営」は進化を止める。


資金を元にレバレッジをかける。


これが次のステップだ。



サラリーマンはいくら給料が少しくらい良くても限度がある。やっぱりオーナーにはかなわない。


オーナーの給料は経営のやり方次第で無限だからね。


このセミナーをやってみて、一番感じたこと。


シンプルな資本主義の原理をあらためて気付かされた。 





セミナーに行ってきました。

福山市1/12、岡山市1/13、で(株)ヤマノ主催のセミナーにSORAが講師として行きました。


約90分間の私の経営セミナー、そしてその後、神戸の(株)トリッコインターナショナル三浦社長によるフードのセミナー。


全部で4時間のセミナーでしたが、たくさんの方に来て頂きありがとうございました!


次は店長のKAORINと1/20、高松市内の小学校にゲストティーチャーとして行きます。


小学生のみんな、待っててね! 




「強い気持ち」が未来を切り開く!

9年前、開業準備期間中に、他人による外的要因で、
もしかして開業できないかもしれない、いやほとんど無理な可能性の方が高いという事態になりました。



そんなブルーな気持ちの時に知ったのが、八神純子の「思い出は美しすぎて」という曲でした。



心を癒やしてくれました。



しかし同時に、この局面を乗り切る方法を考えました。



そして、それを切り抜けることが出来たおかげで今があります。



その時、まったくの他人で同じ局面に陥った人が居て、開業を諦めて行く人を何人も見ました。



その人達とその時私の取った行動の違いは、テクニックではなく、単に「諦めないこと!」だったと思います。



「絶対に開業する!」と言う強い気持ちがそうさせたのです。



そのことがあり、アイドッグの他の店の店長には、絶対にそんな事態にならないようなシステムにしています。



安心して、自分のマインドセットを整えることだけを考えて下さい。



あなたは外的要因には左右されません! 




今年こそ、覚悟はいい?

「自分でビジネスを始めたいけれど、何のビジネスをしたいか分からない」



このブログはトリミングサロン、移動シャンプーカーに特化したものですので、
このブログをご覧の方は、上記の起業の第一関門で悩んでおられる方はほとんどいないことでしょう。



では第二関門。



「不安」



「やっていけるだろうか?」「生活できるだろうか?」



最悪のことを想定して、そのリスクにどう対処するか?



ネガティブからの積み上げです。



これを考えるのは重要なことです。



「自信」



しかし、自信が不安を上回れば、不安は打ち消されます。



自信とは経験に裏打ちされたもの。



しかし私の場合はペット業界とはまったく違う業界にいましたが、不安はまったくなかったですね。



それどころか、この分野で「日本一になる!」と開業前から決めていました。



第一関門を突破して、会社を退職してから、開業までの準備に1年かかりましたので、



開業前に妻から「もうお金(貯金)がない・・・」



と言われた時期がありましたが、



「それがどうした。」



と思ってました。



あなたの「自信と不安のバランス」、自信率は何パーセントですか?



もちろん不安の方が上回るようでは、まだ早い。



でも自信と不安のバランスが取れた時、その時は覚悟しましょう。



それが「天の時」なのです。



今年、覚悟できますか?