このサロンを選んだ理由は?
「家から近いから」が48%でトップ。
「価格が妥当、安いと思ったから」が30%。
「知人・友人の評判が良かったから」が25%
(ペットサロン経営白書2014-2015、複数回答)
マーケティングには3つのMがあります。
この飼い主さんたち(顧客)の動向はこれにまったく当てはまっています。
1,マーケット
2,メディア
3,メッセージ
「家から近いから」→ マーケット
「価格が妥当」 → メッセージ
「知人の評判」 → メディア
まずマーケットを考えてみましょう。
2015年の犬の飼育世帯率は15.8%、
多頭率は1.26なので平均5世帯に1頭(約20%)犬を飼っていることになります。
トリミングサロン約1万店
ヘアサロンは約24万店
トリミングサロンはヘアサロンに比べて1/24。
一見、1/5でちょうどのバランスではと、かなり少ない気がしますが、
犬の場合、サロンに行かない(自宅でシャンプー、または一生涯洗わない)という選択肢があり、
その世帯が半分あったと仮定してもトリミングサロンはまだ出店の余地はあるような気がします。
しかし地域のマーケットは人口が多ければいいと言う問題だけではなく、
当然ですけど近くに競合店があるかないかが大きく左右します。
競合が多い順(カッコ内は1店舗当たり頭数:2014年)
1,石川(438)
2,東京(441)
3,大阪(442)
競合が少ない順
1,高知(1071)
2,岩手(1021)
3,茨城(959)
つまり都会が良くて田舎はダメというのはまったく当たらないのです。
むしろその逆とも言えます。
次はメディアの話をしますが、これも「そんなアホな~」と思うかもしれませんよ。